INNOVATION
FOU
有限会社フォーユー
FOU Corporation
【プラズマ発光の高精密モニター&制御】 【HIPIMS電源の先駆者】 【高品質で信頼性の高いDC電源】
ドイツ PLASUS GmbH ドイツ MAGPULS GmbH 台湾 Kaitek
写真1
HIPIMSプロセス制御
HIPIMSプロセスは、 ターゲット材に瞬間的に「パルス大電力」をかけて、 高密度のプラズマを形成し、ターゲット材のイオン化率を向上させる方法です。
通常、大電力を連続で基板にかけたら、プラスチック等は高熱で溶けてしまいます。HIPIMSプロセスは、有効なイオンを効率的に短時間に基板に与える事で、低温で、密度の高い成膜を着ける事が出来ます。
EMICON FAシリーズは、HIPIMSプロセスの数十μ秒のプラズマON時間の発光変化を、正確にモニター出来る唯一のCCDプラズマ発光モニターです。
200~1100nm間の波長範囲を、最速5μ秒でモニターし、各波長の発光強度を表示します
既存のPLASUS社のCCD分光器の 200~1100nm間の波長範囲の最速モニター速度は、1000μ(1m)秒です.
PLASUS-EMICON-FS-HIPIMS-Process のHIPIMSプロセスのモニター結果と使用用途;
①リアクティブ モード (酸素) からメタリック モードへの移行 - シングル チャネルでは、プラズマスタートの段階では、O2とArの発光強度が強く出ていますが、Tiの発光強度は弱い状態です。約14秒後に、O2ガス注入をOffにすると、Tiの発光強度が次第に強くなっていきます。
EMICON MCのモニター速度が100,000μ秒毎でのモニターでは、DCモードのArの発光強度は、HIPIMSモードになると徐々に弱くなります。しかし、EMICON FAの6μ秒毎のモニターでは、DCモードとHIPIMSモードでのArの発光強度の変化は殆どありません。
この理由は、100,000μ秒毎でのモニターは100,000μ秒内の積算値で発光強度を表示していますので、プラズマON時間以外のOff時間の発光強度も計算している為、HIPIMSモードになるとAr波長の発光強度は徐々に弱くなっていると思われます。
②左のBoxに、Tiターゲツト(15 cm x 65 cm)に3個の受光部と分光器を装備し、ArガスとO2ガスを流し、4KWのパワーを、パルスON40μ秒、
パルスOFF1960μ秒(500Hz)でHIPIMSプロセスを、モニター時間6μ秒毎にモニターしています。
③パルス電力ONで、実際に各波長の発光強度が立ち上がるのに、時間のズレがある事がこのモニターで判ります。
④O2ガスをOffにしても、O2ガスの発光強度が完全に0になるまでは時間がかかる事が、このモニターで判ります。
⑤このHIPIMS(メタル)モードでのメタルの発光強度が増えるのは、ピーク電流が増える為です。
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➅ピーク電流は、パルス幅の設定で大きく変わります。どの設定がHIPIMS成膜に適しているかを、このモニターで記録できて、次回のプロセス条件設定に役立ちます。
⑦EMICON FAのモニターで、プロセスに最適なガス流量、真空度の調査をする事が出来ます。
⑧O2ガスOffのタイミングを調査して、その信号を、EMICON FAからMFCに送る事が出来ます。